秋の青い宝石
この季節の楽しみの一つ。空き地や公園に実った野ブドウ。
同じく楽しみにされている方も多いと思いますが
私の住む関東の住宅街ではそれほど多くありません。
なので、夏頃から伸びるツルや葉を見つけると
定期的に通って成長を観察します。
実ってしばらくは、あせた緑色で魅力的とはいいがたいのですが
10月半ばごろから水色や紫色に色づきます。
それが何とも幻想的な色合いで、良いのです。
華美でもなく、おしとやかな色づきに惹きつけられてしまうのです。
発色の不思議
さらに秋が深まると、濃い青や濃い紫に色づく実がでてきます。
不思議なのですが、一律に色が変わるわけではなく
緑のままの粒や薄い水色のままの粒、最後まで様々な色づきのままなのです。
ウィルスに感染した実だけ色づくとか
虫が入った実だけ色づくとか
聞いたことがあります。
でも、自宅で飾っていても虫は出てきたことはありません。
(後日追記:テーブルの上に飾っていたのですが、なにやら屑が。虫さんお住まいかもしれません。色づいた実に小さな穴が開いていました。寄生説は本当かもしれませんね)
植物のすみわけ
そういえば、園芸店で野ブドウの苗というのはみたことがないですね。
今西錦司という生物学者が「カゲロウの棲み分け」というのを提唱していました。
ざっくりと申し上げますと、生き物は互いのことを考えながら住む場所を変えている
というような内容なのですが
私的にはダーウィンの進化論よりも
実際的で自然な感じがして、なじみやすいと思っています。
植物も同じく、外来の植物は日本の自然界へは入ることができず
庭や人間が開拓した環境でしか定着ができないようです。
野ブドウは日本在来の植物ということになっているので
人工的な環境は好まないのかもしれません。
そう思うと、無理に庭に住まわせるよりも
自分で選んだ野山や空き地で穏やかにきままに育っていてほしいですね。
わたしも、きままに望んだ道を肩の力を抜いて生きていたいものです。
(後日追記:園芸店では見かけませんが、ネットショップで売っていました!ほとんどのお店が売り切れだったので、流通としては少量なのかも)

